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ご挨拶
鹿児島別院
平成22年12月5日、大昭寺開基100周年記念法要に当たりご挨拶申し上げます。平成20年6月27日付をもちまして、大昭寺第3世住職に任ぜられ同年10月3日に、京都のご本山で「住職補佐任式」を受式し、御門主様より住職拝命の任命書を頂戴してまいりました。 以来2年の歳月を経ましたが、本日、ここに親鸞聖人750回大遠忌のお待ち受け法要・大昭寺開基100周年記念法要を門信徒皆様とともに厳修する運びとなり、その宿縁に遇う慶びと 共に、先の法統継承を仏祖の御前に報告する「住職継職奉告法要」も併せてお勤めさせていただくことになりました。 当山は、大正3年(1914年)に開基されました。以来初代住職 津森芳雄師、代務住職 池田蓮生師、第2世住職 池田英生師、代務住職 橋本一尊師の歴代各御尊師並びにその時々の 門信徒によって御持されてまいり、来る平成25年には100周年を迎えることとなりました。この寺院としての歴史の黎明期に当たって、どれほど多くの方々が、いか程ご苦労されたであろうかと偲ぶとき、 大昭寺の第3世住職を継職する責任の重さをひしひしと感じる次第であります。 本来であればこれからが、寺院としての発展期を迎えることになる訳ですが、現代の日本は、過去に未だ経験したことのないような、急激な少子高齢化・地方の過疎化・都市部での無宗教化が進行し、 この大川の地もその真っ只中に置かれています。このような環境の中で私たちは、御門主様が『親鸞聖人750回大遠忌の御消息』でお示し下さった「人々の悩みや思いを受け止め共有する広い心を養い、互いに支え合う組織を育て、み教えを伝えなければなりません」とのお言葉を実践してかなければなりません。このことは、 住職のみならず、多くの門信徒の協力を得て初めて実現可能になることはいうまでもありません。この上は、私も浄土真宗のみ教えを拠り所として、門信徒のみなさまと共に強く明るく生き抜いていく中に、住職としての責務を全うしていく所存です。最後に、このたびの法要を厳修するために、ご尽力頂きました多くの方々に篤く御礼申し上げます。
合 掌